成功者マインド

なぜ器用貧乏は成功しないのか

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『器用貧乏』という言葉をご存知ですか?
器用とは、何でも卒なくこなすことを言います。
一方、貧乏とは、財産や収入がなくて苦しいさまのことを言います。

「器用貧乏」は、器用であることから、何事もうまくこなすことが出来ます。
しかし、一つのことに対して芽が出るわけでもなく中途半端な結果で終わってしまう
ことを指しています。

しかし、不器用な人からすれば、何でもうまくできる人は羨ましい限りですよね。
今回は、不器用な人が数多く経験する『失敗』に焦点をあてて、
成功するための方法を探っていきます。

不器用な人の特徴

不器用とは、あまりいい言葉として使われないことが多いですが、ビジネスでは役に立つことが
多かったりします。
以下が、不器用な人が成功する特徴です。

1. 失敗談を語れる
2. 同じ境遇の人に教えられる
3. 慢心しない
4. マルチタスクを出来ない分、1つに集中できる
5. 出来たときの感動が大きい

失敗談を語れる

多くの人は、成功しかしていない人に興味がないものです。

感動的なドラマや映画は、主人公が困難な状況に陥りながらも乗り越えていく
ストーリー構成になっているものです。
また、失敗をしていない人の話にはあまり説得力がないことも事実です。

もともと特別な才能があったから成功できたんじゃないの

と片付けられてしまうのです。
だから、どんな失敗の道を歩んできたかは、多くの人に勇気と感動を与えます。

同じ境遇の人に教えられる

なんでもうまくこなせる人は、できない人の気持ちが分かりません。

なんでこんな簡単な事ができないのか分からない

という状態になるのが、『器用貧乏』の特徴です。
しかし、不器用な人で成功した人は、色んなやり方を試した結果、
何がうまくいくのかを経験から導き出しています。

人に教える時に大切なことは、

  • どういうポイントで躓くかを理解できる(できない人に共感できる)
  • うまくいく方法だけでなく、うまくいかない方法も説明できる

です。これらを説明できるのは、何度も挑戦して乗り越えてきた人の特権なのです。
このことからも、成功することよりも、そのプロセスに価値があることが言えます。

慢心しない

自分がうまくできないと理解していればいるほど、常に努力できる人間になれます。
何をやってもそれなりにできてしまう、と思っていると、結局手を抜く事を覚えてしまうのです。

しかし、『不器用であること』はメンタルへの悪影響もあります。それは、

何をやってもできないのではないか

という感情です。これは、使命感ある目標設定法や、
目標達成のプロセスを楽しむマインド醸成により払拭ができますので、
よかったらこちらも参考にしてみてください。

成功する人、しない人の目標設定の仕方

努力を怠ることなく、慢心することを防ぐためには、

自分の能力に満足することなく、自分の可能性に期待し続ける

という気持ちで取り組むことが大切です。

マルチタスクを出来ない分、1つに集中できる

不器用な人は、何か一つに絞って努力をする能力に長けています。
なぜなら、多くの事を抱えると何もできないからです。
このことが、一つの分野で圧倒的な差別化を生み出すのです。

アインシュタイン
Facebook創業者であるザッカーバーグ
Google創業者のラリー・ペイジ

こうした多くの成功者を生み出しているユダヤ人は、差別化教育で有名です。
差別化教育とは、幼少期に自分の子供の強みを見出し、
その強みを徹底的に伸ばす投資をして教育をすることです。
結果として、その分野では誰にも負けない存在となり、価値を提供できるようになります。

世界に0.2%しかいないのに、ノーベル賞の4人に1人がユダヤ人である事実からも、
いかにこの教育法が重要であることが分かるかと思います。

出来たときの感動が大きい

人間は、感情の生き物です。いつも行動をするときには感情が伴います。
それが故に、感情を伴った出来事は強く記憶に残るのです。
好きな人にフラレて辛かった経験や、大学受験に合格もしくは落ちたときの経験など、
自分の感情が大きく揺さぶられる経験は今でも鮮明に思い出すことができると思います。

しかし、何でもない日の、例えば1週間前の夕飯を思い出せるでしょうか。
多くの人はそんな記憶などないはずです。

何かを成し遂げられたときの感情が大きいほど、
次に同じことをする際の原動力も大きくなります。
感化されやすい人ほど行動に移す力も大きいため、小さなことでも
子供のように喜べる人が脳科学的には成功し易いと言えます。

京セラ創業者である稲盛和夫さんも、小さな成功を心から喜んでビジネスをしてきたと、
『生き方』という本で述べています。

逆境指数AQとは

知能指数(IQ/Intelligence Quotient)
心の知能指数(EQ/Emotional Intelligence Quotient)

これらの言葉は聞いたことがある人が多いと思います。
でも、AQという言葉はあまり耳にしないですよね。
実は近年、この逆境指数(AQ/Adversity Quotient)という指標が注目されています。

AQとは、アメリカの組織コミュニケーション研究者、ポール・G・ストルツ博士によって
考案されたもので、逆境に対する精神の強さやストレス耐性を表すものです。

言い換えれば、

ビジネスや人生の成功者となる人を判別するための指標

とも表現できます。

逆境指数とは、その名の通り、ピンチの際にどのような対処をして乗り越えられるかを
指標に落とし込んだものです。

逆境指数は、次の5つのレベルに分類されます。

 

  • レベル1「エスケープ」:試練に直面すると逃避(Escape)する
  • レベル2「サバイブ」:なんとか生存(Survive)する
  • レベル3「コープ」:ただ単に対処(Cope)する
  • レベル4「マネージ」:逆境を管理(Manage)し、解決しようとする
  • レベル5「ハーネス」:慈養(Harness)し、逆境を栄養源にさらなる成長をする

この指数は、これまで生きてきた境遇により大きく左右されています。

特徴としては、

 これまでどのくらいピンチに出会ってきたか
 どれくらいピンチを乗り越えてきたか

によって、現在の逆境指数が決まるのです。

冒頭でお伝えしていた『器用貧乏』は、ピンチに出会うことが少ないために、
この指数が低く出ることが多いとされています。

よって、

不器用でこれまで幾度となく困難に出会い、なんとか乗り越えてきた

という人生を歩んできた人のほうが、今後同様の状況に陥った時に
乗り越えていく確率が圧倒的に高くなるのです。

逆境指数を高める方法とは

では、どのようにしてこの逆境指数を磨いていけば良いのでしょうか。
最も効果的な方法は、ある『癖』をつけることです。
その癖とは、

ピンチとは、乗り越えてチャンスを掴むためにある

という考え方と行動習慣です。
人はどうしてもピンチに遭遇すると、不安や恐怖に駆られてしまいます。
この不安や恐怖に対して、レベル1にある『エスケープ』を選択していては
いつまでも成長することができません。

まずは、小さなピンチを設定して自ら乗り越える癖をつけるのです。
これを繰り返しているうちに、

ピンチは、乗り越えられるものである

と脳が認識するようになります。
また、ピンチを乗り越えたときの達成感や成長を実感する『快』の感情が後押しして、
ピンチを乗り越えることが楽しくなってくるのです。

ピンチを乗り越えるには、

  • 乗り越えられるという自信、信念
  •  乗り越えることが楽しいという感情

    の2つが重要です。

ここまで、不器用な人の方が成功しやすい、というメッセージを伝えてきましたが、
器用な人は成功しないかというと、そうではありません。
器用な人は、もともと物事の本質やコツを見抜く能力に長けているため、
人よりも早く物事を習得できるという強みがあります。

だからこそ、自分が器用だと感じている人は、

何でもそれなりにこなせる

ことに満足せず、

一つの事を徹底して突き詰める

ように意識をしてみて下さい。
そして、それだけは誰にも負けないという気持ちを強くもつことで、
逆境指数を身につけることができます。

まとめ

  • 逆境指数(AQ/Adversity Quotient)とは、
    ビジネスや人生の成功者となる人を判別するための指標
  •  ビジネスでは、不器用な人の方が成功しやすい
  •  AQを高めるには、たくさんのピンチを乗り越えることが効果的
  •  ピンチを乗り越えるためには、以下の心持ちで臨むことが重要
    • 乗り越えられるという自信、信念
    •  乗り越えることが楽しいという感情

最後までお読みいいただき、ありがとうございました。

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